【小学生の家庭学習】低学年|学習習慣の確立のために心がけていること6つ!

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小学校低学年の子どもの家庭学習を見ているときにこのようなお悩みはありませんか?

  • そもそも家庭学習をしない
  • なかなか学習が習慣化しない
  • 計画の立て方がわからない
  • 計画通りに進まない

子どもに学習習慣を身に着けさせるのはすごく大変なこと。できれば小学校低学年のうちに勉強する習慣を定着させたいものです。

この記事では、あれこれ試行錯誤してきた(まだしている)方法6点をご紹介します! 小学生、特に低学年の間は、一生懸命知識を詰め込むよりも、学習習慣を身に着けることの方が大事に思えます。大人になるまでまだまだ時間がありますから、学習習慣さえ身についていれば、どんどんと学習を進めていくことができます。

小学校の低学年は、興味がうつろいやすく、じっと座ることさえなかなか難しいです。面白くなければすぐに飽きてしまいます。我が家で試行錯誤した方法を6つに絞ってご紹介いたします。少しでもお役に立つ情報があれば幸いです!

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ダイニングテーブルで勉強する

我が家は大きめのダイニングテーブルを置いています。そこで勉強ができるようにしています。ダイニングテーブルの近くに本棚があり、ランドセル置き場もあります。

ダイニングはキッチンとリビングの間にありますので、私がどこにいても目が届くようになっています。やはり最初は親の目がないと自分で勝手に学習することはないと思います。

夕方の時間帯は主婦はキッチンにいることが多いと思います。子どもがダイニングで勉強をしていると、わからないところがあったり、何かトラブルがあるとすぐに対応できます。(最初のうちは、鉛筆が落ちた、消しゴムを出すのを忘れた、など些細なことですぐに集中力が切れてしまいます。)

また、2番目、3番目の子どもになると、上の子がすでにダイニングで勉強している姿を見ているので、そうするものだと勝手に思い込んでくれます

一つ気を付けないといけないのが、ダイニングテーブルはいつもきれいにしておくことです。我が家のダイニングテーブルには物を置かないようにしています。食事が終わるとすべてきれいに片付けてしまいます。物が少しでもあると、勉強を始めるきっかけを失ってしまうことが多いです。

脱線しますが、ダイニングテーブルはいろいろ悩んで、ものすごく安物にしました。おかげでマジック汚れがついたり、筆圧が高くてテーブルに文字が写っても、全く気になりません。(お客さんが来るときはクロスをかけたりする必要がありますが…)高級家具を買っていたらよほど神経質になっていただろうな、と思います。

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帰宅後はまず宿題をする

学校で疲れて帰ってきて、だらだらと過ごしたい気持ちもわかりますが、まずはダイニングテーブルに向かって、宿題をするように習慣づけますどうしてもお腹がすいていたり、疲れ切っている場合は、とりあえずテーブルに宿題を広げてから、空いたスペースで食べたり横になるようにしています。宿題をするのは、基本的に乗り気ではないので、ランドセルから出すまでにすごく時間がかかってしまいます。物理的には30秒もあれば出すことはできるので、それだけでもやっておくと、スムーズに宿題に取り掛かれることが多いです。

低学年の間はとくに、「したいこと」より「すべきこと」を先に片付ける習慣を身に着けることを重視しています。

最初は大変ですが、習慣化してしまえば、遊びの約束も宿題が終わった時間に設定したり、それまでに終わらなくても、遊びから帰ってきてすぐに取り掛かるようになってくれています。

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週単位で学習内容を決める

「宿題+α」の家庭学習をどうするか、です。問題集を1日1ページする!という計画ではうまくいかなことが多いです。体調がよくない日もありますし、友達と遊ぶ予定が入ったり、やる気がしなかったり…ですので、1週間単位で学習する分量を区切っていくことにしています。その1週間の中で、何をどのような順でやるのかは子ども自身に任せています

できるだけ前倒しで、週の前半に頑張るように励ましています。できなければ週の後半や、週末にまでかかってしまいます。週末に勉強をするのは嫌なのでできるだけ早くやってしまおうと計画的に取り組むようになれば望み通りとなります。

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学習内容を見える化する

学習内容を子どもと決める

あまりお金をかけずに教育を行いたい我が家では、塾に行かずに問題集を買ってきて取り組むようにしています。文字や数字に興味を持ちだす幼稚園の年少頃から、市販のくもん出版の幼児ドリルの「もじ・ことば」と「かず・けいさん」のシリーズを最初から順番にさせていました。まずは、国語と算数の力をつけることが大事ですので、この二つに絞っています。

ある程度ひらがなとカタカナ、簡単な足し算や引き算ができるようになると(年中の終わりか年長のはじめくらい)、小学1年生の問題集に移ります。こちらも基本は算数・国語・漢字です。

下の写真は現在小3の長女ちゃんが取り組んだ1年生用のワークです。

算数

まず初めに、文理から出ている『教科書ワーク』を学習します。

フルカラーで丁寧な説明を読みながら理解し、さらに問題練習を通して理解を深めることができます。最初のうちは自分で読んで理解するのは難しいですが、3年生くらいから自分で理解できるようになりました。1週間当たり見開きで3ページ(6ページ分)進みます。全部で112(本体)+28(付録 計算れんしゅうノート)=140ページありますので、140÷6=約24週で終わる計算になります。ただし、付録の計算れんしゅうノートは計算ドリルのような形式で単調なので、本体が半分くらい進み終わった段階で、本体4ページと計算れんしゅう2ページのように組み合わせて学習しました。

その次に、理解を確かめるために受験研究社の『標準問題集』をしました。

長男くんと次男くんは算数が得でしたので、ハイクラスの方を学習していたのですが、長女ちゃんは標準問題を使いました。こちらは単元の説明はほとんどなく、問題演習を通して理解を深めていくというスタイルになります。ステップ1、2,3と分かれていて、ステップ3は骨のある応用問題になっていますので、無理なく応用力を高められる仕組みになっています。1週間当たり見開きで3ページ(6ページ分)こなします。全128ページですので、128÷6=約22週で終わる計算になります。

算数については、上の2冊を計画通り終えると、24+22=46週間で終わりますので、1年足らずで完了できます。夏休みや冬休みなど長期休暇のときに、もう少しペースアップするともっと早く終わります。記録を見るとすでに幼稚園の年長の12月にすべて終了していました。

国語

読解力をつけるために、受験研究社の『標準問題集「読解力」』を使いました。

まず1年生では、読書の習慣をつけること、ジャンルや話題に関係なく積極的に読む態度を身に着けさせるため、こちらの問題集を利用しました。「お話しのすじをつかむ」「せつめいのじゅんじょを考える」「気持ちを考える」など、読解力を高めるのに必要な基礎力が無理なく高められる仕様になっています。1週間当たり見開き1ページ(2ページ分)進めていきますので、全96ページ÷2=48週で終わる計算になります。最初のうちはとにかく読む習慣を身につけることを目的にし、算数と漢字(語彙力)をメインに考えていましたので、1年ほどかかってしまいますが良しとしました。記録を見ると、小1の11月に終了していました。

漢字

漢字は日本語の語彙力を高めるうえで非常に重要です語彙力は教養と直結しており、読解力や言語能力一般とも強い関係があり、学業成績とも関係があることを示す研究が数多くあります。早い時期に子どもの母語である日本語の語彙力を高めることは非常に重要であると考えています。また、読書や読解問題をこなしていくうえで、漢字の知識がないとすぐにつまづいてしまいますので,漢字の学習が非常に高い優先となります。

まず、くもんの『小学ドリル 1年生のかん字』を使いました。

反復学習による定着を図るには、長年のノウハウが蓄積されているくもんのシリーズは秀逸だと思います。こちらは見開き2ページ(4ページ分)をしました。全84ページですので、21週で終わる計算です。記録を見ると、年長の1月に終了していました。

漢字学習はつまらない単調な作業になりがちなので、漢字検定の受検という目標を設定しました。10級はちょうど1年生終了時点でのレベルになります。日本漢字能力検定協会 『過去問題集 10級』を購入しました。

過去問が13回分ついていますので、上のくもんの漢字ドリルが終了してから、1週間に1回分ずつこなしていくようにしました。漢字検定は年に3回(6月、10月、2月)実施されているようですので(※2021年度の場合)、1年生の第3回(2月実施分)を受検することにし、逆算してそれまでに問題集が完了するように計画を立てました。1年生の学年末に、学校で漢字の総復習テストがありますので、その対策もかねて漢字検定を受検することに決めました。

親の役割

家庭学習では、親の業務がかなり発生します。まず、とくに算数では、学校の先取りになりますので、教科書ガイドを見ながら単元の学習を一緒にしていく必要があります。1週間の中でいつ算数をやるかを子どもに任せているため、子どもがこの単元を教えてほしいと言い出したタイミングに合わせるしかありません。やる気のあるタイミングを逃すと、次はいつになるかわかりません。晩ご飯の支度で忙しいときでも、手を止めて一緒に学習をする時間を作ります。ですので、夕方の時間の家事は、少なくとも30分くらいの余裕をもってしておかないといけません

また、解いた問題の丸付けもしなくてはいけません。できるだけ解いたすぐ後に見てあげた方がいいのですが、次の日にはチェックして一緒に確認するようにしています。

丸付けのために4色ボールペンを使用します。1回目のチェックは赤色、2回目のチェック(直したところ)は青、3回目のチェック(さらに直したところ)は緑色というルールでチェックしています。そうすることで、どこを間違えたかあとですぐにわかるようにしています。

ボールペンはトンボ リポータースマート (0.7mm)を使用しています。

上で紹介したワーク・問題集とは相性抜群です。「超低粘smartインク」のおかげか、採点がくっきりとなめらかに書けます。また、ほぼ毎日使用しますので、消費量が早いです。そのため替え芯を買えるのが経済的にも◎です。

文理『1ねんさんすう教科書ワーク 啓林館版』70-71ページ
シュフロー
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各ページに「OK」のマークがつけば完了です!幼稚園年長の時にしていたので、落書きなんかもしながら、頑張ってやり切っています。

学習内容を見える化する

せっかく学習内容を決めても、実行できなければ意味がありません。我が家の場合は1週間の中で学習内容がいくつかあることになるのですが、それを子どもが自分で把握しておくことは難しいです。そのためそれを見える化しておくと、いつでも子どもが自分の学習の進捗状況を確認できますので、予定通り進んでいるのか、どれくらい残っているのか一目瞭然になります。

我が家では下の写真にある表をダイニングの良く見える場所に貼っていますその週の決められた範囲が終わるごとにシールを貼っていく仕組みになっています。問題集やワークについているシールをすべて残しておいて、進捗状況の確認のために使わせていただいています。1週間の予定が終わってすべてにシールを貼り終えた後は「やったー!」という達成感があるようです。

シュフロー
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表はエクセルで作って、日付だけ変えて毎月同じものを使いまわしています。勉強内容が変わると行を追加・削除するだけです。

Googleスプレッドシートでも同じようにしかも無料で簡単にできます。

小5の次男くんはすでに小学校の内容を終えてしまいましたので、すべて中学校の範囲を先取り学習しています。なので、種類は若干多めですが、分量は本人と相談しながら、余裕をもって終えられる程度にしています(^^; ご参考までに、(ス)はスタディサプリ(スタサプ)での授業、(本)は問題集を表しています。

長女ちゃんは、算数、国語、漢字に加えて、読書も設定しています。ダイニングの本棚にある本を何でもよいので、1冊読み終えたら一つシールを貼ります

過去の家庭学習の進行表をいくつかアップします。月によって漢字検定の問題集が入ったりしていますが、週当たりの分量はあまり変化がないようにしています。学年が進行してきて難しくなってきた場合は、すぐに分量を調整しています。とくに、受験研究社のステップ3の問題はかなり難しくなってきますので、2倍相当(見開き1ページで2ページ分扱い)にするなど、臨機応変に調整しています。

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メリハリをつける

週単位で計画を立てて、できる限り前倒しで学習を進めるよう手伝います。そうすると、基本的には週末までには1週間の予定をすべて終えられている状態になります。宿題も家庭学習もどちらも完了している場合は、テレビやゲームなど好きなことをしてもよいことにしています。

ただしノーメディア(テレビ、ゲーム、動画サイト閲覧をしない)の時間帯を決めています。平日のうちの二日間(これは子どもが設定)と休日の午前中はノーメディアです。ノーメディアの時間帯に宿題や家庭学習がすべて終わっているときは、カードゲームやパズル、お絵描きなど電子機器を使わずに遊んでいます。

繰り返しになりますが、小学校低学年のうちは、先にすべきことを片付けることを習慣づけたいと思っています。そのためにも、毎日勉強させるのではなく、自分で勉強時間を決められるけれど、先延ばしにすると好きなことに使う時間が無くなって困るということを理解してほしいと思います。

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親の背中を見せる

最後になりますが、子どもは親の言うことではなく、していることから学ぶのだと思います。親が口では勉強しなさいと言っておきながら、自分はいつもだらだらと時間を過ごしているとか、長時間テレビを見ている姿を子どもに見せていると、低学年の子どもでもその矛盾をすぐに見抜いてやがては親の言うことを聞かなくなる可能性があります。勉強が大事だ、すべきことを先にしなさいと言っている手前、親の方も勉強したり仕事している姿を子どもに見せること、先に家事を片付けてからリビングでゆっくりとくつろぐなど、自分が子どもに言っていることと自分の行動が矛盾しないようにいつも気を使います。

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まとめ

我が家で子どもの学習習慣を付けるために行っている実践をご紹介しました。6つのポイントをあげさせていただきました。

  1. ダイニングテーブルで勉強する
    • 食事の時以外はきれい(何もない状態)に
    • 近くに本棚ランドセル置き場
  2. 帰宅後はまず宿題をする
    • 帰ってきたらダイニングテーブルに宿題を開かせる
  3. 週単位で学習内容を決める
    • 宿題+α」は週単位で計画を
    • 週の前半に片付ければ後半に自由時間を過ごせる仕組み
  4. 学習内容を見える化する
    • 科目ごとに週の目標をクリアしたらシールを貼っていく
    • 子供が教えてほしいといったときにすぐに時間を取る
  5. メリハリをつける
    • メディア使用のルールを決める
    • 週の予定のうち、やることをやれば自由時間にする
  6. 親の背中を見せる
    • 親の方もすべきことを先にやる
    • 寝る前の子どものルーティーンに合わせる
シュフロー
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子どもの学習習慣を身に着けさせるために、まず親の方の努力も必要です。子供の学習習慣と同じく、親の方も習慣化してしまえば、全く苦ではなくなりました!

少しでもお役に立てる情報がありましたら幸いです^^

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